1. |
Feedbackless
05:13
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Feedbackless
ああ またひとつ落ちて
その度また雨になって
取り返しのつかないことばかり
繰り返して生きてきたんだ
鏡に映らない物 この目にだけ映った物に
あなたの名前を付けた
もうそれ以外浮かばないんだ
反響しない君の声は 何か足りないまま
記憶に焼き付いてるだけ
僕は一人になって 君を無くして
全て壊れて 痛みを知った
音すら立てずに崩れていった
時間が動いてしまったように
浮かび上がった身体は僕で
それすら何か 自分じゃなくて
いつかのフレーズが掻き消すように
鼓膜を刺して僕を揺らすよ
Feedbackless もう聞きたくないよ
感情に棲み付いた冷たい声は
いなくなった 君の居場所
もしも世界が逆さになっても
埋まらないよ 埋まらない
例えば何もかもを始めに戻して
君が笑っていられるのなら
今 構わないよ
僕なら消してしまっていいよ
ただ一つ僕は手に入れたんだ
いつかのフレーズを 綺麗な歌を
それを抱き締めて慣れない声で
いつかのあなたに 僕は歌うよ
Feedbacklessを
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2. |
Drain Drain Drain
04:34
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Drain Drain Drain
被膜を剥いで真っ新にしたって そこにあるのは乾涸びた線で
切り離すより仕方ないと 君は言う
或いは誰かが除いた線が 既に手遅れだと気付かないで
惰性のままで崩壊の一途を辿る
横たわる花の死体の束に 美しさを見出して笑って
憂い憐憫に塗れながら目を逸らす
お前が生み出した罪はずっと お前の心の中に巣食って
今更元には戻れないと誰か言う
飛び降りる前に薬を飲んで 眠る合間に終わらせる今日は
ただ痛いか痛くないかで区別する 無能の才能
開いた口から流れ出していく その汚れたもので
僕たちは多分作られているから
生まれてすぐに植え付けられた「ただ生きろ」という声に
従うままに 君は何か踏みつぶした
何故か訳もなく喉が乾いて 満たされる分だけ 奪い取って
飲み干す側から またすぐに喉が乾く
ダウンロード済み 16進数 歌詞を羅列した数メガバイトに
毒された馬鹿がそれを崇めては喚く
繋がることに意味などないのに
哀れみ慈愛ぶった顔で何を思う
開いた口から流れ出していく その汚れたもので
僕たちは多分作られているから
生まれた訳など何もないことに 耐えられるはずもなくて
聞こえぬ言葉に聞こえた振りをした
最大級の侮蔑を込めて僕は歌うよ それ以外 どうだっていいほど
お前が盲信している イカれたcheatはいつか
君をバラバラに吐き出して踏み潰すと
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3. |
サイレンと水槽(Album ver.)
04:34
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サイレンと水槽(Album ver.) / Siren and A Water Burial(Album Edit.)
今ここで君が僕のことをただ壊しても
誰もわからないし
今ここで僕が君のことをただ犯しても
誰も気づかないよ
僕らの帰るべき場所ならずっとここだから
もう逃げ場はないし
窓の外で耳鳴りに似た音のサイレン
もう何も聞こえないよ
頭のおかしい妄想で笑いあって
互いに抱き締めあって
頭のおかしい妄想で憎みあって
互いに毒されあった
青白い肌に歪に走った線を
ただ指でなぞった
不意に君は二つのその目を見開いて
僕を見たんだ
僕は全部あげるよ 君を愛してるよ
「許されていなくたって 私は息をしていたい
していたい それで誰が死んだってかまわないの」
君の青く濁った瞳 溺れる魚は沈んだ 沈んだ
それはきっと僕のせいだ
階段の底 赤黒い体温
君をひたすらに指差している
巻き戻す度 犯される少女の名前
僕はすでに知っていた
パラノイド 偽薬と硝子窓
どうせ終わるのなら 残らないように
支配と欲望とエゴとサイレン
暗く深い場所
明日も変わらないよ 終わりにしないなら
君に全部あげるよ 君を愛してるよ
「許されていなくたって 私は息をしていたい
していたい それで誰が死んだってかまわないの」
首筋に手をかけて君は僕と笑った
笑った ほら これが最後でも構わないよ
君の世界には君しか要らない
入れない誰も 僕でさえも必要ないよ
水槽に沈んでいった魚は僕だったんだ
滲んで 淀んで
今はきっと誰もいないよ
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4. |
ヒステリア
01:22
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ヒステリア / Hysteria
僕はおかしくなんてないよ
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5. |
サーチアンドデストロイアンドリバース
04:35
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サーチアンドデストロイアンドリバース / The Search and Destroy and Rebirth
存在しない存在に魔法をかけて
音階のない五月蠅い時計を止めた
君の全て ここで覗き込めるから
何処へ逃げようとも 僕はわかるんだ
光さえ見えない暗い世界に
君を追いやってみたいな
救いようもない 救いたくもない
もう僕は耐えられない
喚く苛立った声は相応しくないから
一度終わりにしようよ
どんな理由でも這い蹲っても
跪き 泣き縋っても
許さない
僕の知らない君は必要ないから
抜き出す黒い鍵盤 作り替えなきゃ
完成したイメージ それより劣るなら
いらない 分解 断裁 君の為なんだ
存在しない存在に魔法をかけて
音階のない五月蠅い悲鳴を止めた
痛みさえ消えない死んだ世界で
君だけを求めていたんだ
これは君じゃない そんな目はしない
君は僕を拒絶しないよ
さあ 想像通り微笑んで
僕だけ 赦してくれよ どうか
何を捧げても這い蹲っても
跪き 取り縋っても
構わない
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6. |
レイン
03:55
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レイン / Rain
使い捨ての言葉 差して
逃げるようにただ歩いて
行くべき場所はとうに底付いて
不意に立ち尽くして
降りしきる雨のせいで
うまく目が開けられなくて
手探りで君を見つけられる理由も
可能性もなくて
ああ 癒えない この手が描く色は
心なしかまだ暗く見えて
ここにない光に眩んだ目で
落ちてゆく雨粒を眺めた
もしも この世界のどこかで
あなたがいなくなってしまったら
それが僕には知り得ないことだとしても
僕も消えてしまうだろう
ああ 消えないで
色も その光も
あなたの言葉で綴る空も
いつか終わることを知ってなお
それでもその目に「雨は降る」と
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7. |
夜が終わる
04:56
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夜が終わる / The Dawn Will Come
光の無い部屋でただ息をしていた
窓枠を塗りつぶした色みたいな
何もない夢 見てた
躊躇って触れたその手は冷たくはなかった
今思い出せるものならそれだけしかなかった
ああ 君を失くし 手に入れたこの色は
朝になればまた 消えて 消えてしまう
夜が終わるまでに僕は
大事なことを忘れて
透き通るその歌に沿って
誰かを重ねてたような気がして
暗闇にはとうに目が慣れてはいるけれど
相変わらず何もないこの部屋には
欲しいものがない
ただ すり減るばかりで 乾くばかりで
満たしても 満たしても ただ
通り過ぎていく
許されるなら残していたいよ
例えばそれが痛みでも
微かな声で 名前を呼んで
それすら こぼれてしまいそうで
夜が終わるまでに僕は
失くしたことさえ忘れて
光で滲んだ 闇の中
誰かの手に触れたような
気がして
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8. |
エンドロール
05:26
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エンドロール / Closing Song
いつかこの映画が終わるその時が
世界の終わりだとずっと思っていた
溶けて消えた色 動きを止めた鼓動
癒えない傷跡を 隠してる子供
乾いた掌で 差し出された夢
描きかけてた絵が 今 灰になった
ヒューズが飛んで砕け散ってしまった
僕だってきっと同じようなものだ
報いのない拙いシナリオが ああ
続くばかり
ねえ これからどうしたらいいのか
教えてくれる人さえいなくて
矛盾を重ね 乾涸びた朝は
僕のものだって 気付いてしまった
祈りに望んだものを押し付けて
並べ立てたって叶いはしなくて
置き去りにされた僕らは互いに
戸惑いながら奪い合うだけ
なんてくだらない 救いのないストーリー
ああ
光を消してよ 何も要らないから
ああ
フィルムが途切れて 僕は消え去って
終わるはずのない世界のどこかで
君が目覚めて
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Rem the Secret Plan Japan
1人でボーカル兼ギター兼ベース兼ドラムを担当しています。
よろしくお願いします。
I work on music by myself and making songs.
Thank you.
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